トイレの介護 ドア・入口のチェックポイント
2018/02/15
トイレは毎日何回も使用する場所。介護される側も介護する側も快適なスペースにすると生活がスムーズになります。ここでは意外と大切なトイレの入り口について考えたいと思います。
トイレのドアは引き戸・段差なく入れるように床は平面に
トイレのドアはスライドする引き戸にすることで開けやすく、スペースも取られません。車いすの場合は通常のドアですと自分では開閉しづらくなりますので引き戸で、床は段差のない状態が望ましいでしょう。
ドアは外側からも鍵を開けられる仕組みのドアにするのがおすすめです。
意外と大切な出入り口の方向 便座の横か真後ろから出入りできるように
便座の向きは通常の生活ではあまり気になりませんが実はかなり重要です。便座の向きは便座の横の出入り口か便座の後方、つまり、タンク側かが出入り口だとスムーズです。
便座の横方向に出入り口を設置した場合、自分でトイレに行ける人はつかまりながら90度の角度で便座に座ることができ、車いすでもトイレの中に完全に入ることが可能です。
便座の後方が出入り口の場合は伝い歩きをしながら便座の横まで来たらそのまま横移動で便座に座ることができます。車いすの場合はまっすぐトイレの中に車いすで入って便座の横に来たらそのまま便座に移動するだけでトイレをすますことができます。
つまり、便座の正面にドアがある場合は回れ右をしなければならないところを少ない動きで便座に到達できるのです。これは介護者にとってもかなり楽になります。