みとリフォーム

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呼吸する壁珪藻土壁のまとめ調湿性、お手入れ、メリットデメリットなど

      2017/12/11

調湿性に代表される機能性の高い自然素材の壁、珪藻土壁。お部屋を珪藻土壁にしたいと思っている方に珪藻土壁に関することをまとめました。

珪藻土の原料

珪藻土は植物性プランクトンの死骸が堆積したものから採取されます。珪藻土には無数の穴が開いている為、耐火性や断熱性能がありますので、昔から七輪の材料に使用されていました。

日本の珪藻土の主な産地は以下の5地方です。

秋田県北秋田地方産【海水産珪藻】
石川県能登地方産【海水産珪藻】
岡山県蒜山地方産【淡水産珪藻】
大分県産【淡水産珪藻】
鹿児島県産【淡水産珪藻】

珪藻土壁のメリット

珪藻土の魅力は「調湿」「脱臭」「耐火性」の大きく3つがあると言えるでしょう。

 

珪藻土壁の調湿効果

 

珪藻土壁と漆喰壁どちらかで迷う方も多いですが、珪藻土壁の最大の特徴は調湿効果がある点です。
調湿とは、部屋の湿度が高い時には湿気を吸収し、乾燥しているときには放出してくれる効果のことです。珪藻土は人間にとって快適な湿度を保ってくれることから「呼吸する壁」とも言われる程です。

なぜ珪藻土壁が呼吸できるかと言うと、その構造にあります。珪藻土には無数の小さな穴が開いています。この穴が湿気を吸ったり吐き出したりする効果があるのです。

以前テレビなどで「木炭を部屋に置いて空気清浄化」のような番組を見た方もいらっしゃるかと思います。木炭にも多くの穴が開いている為、その効果があるということなのですが、珪藻土は木炭の5000~6000倍の穴が開いているため、高い調湿効果が期待できるのです。

 

漆喰壁ももちろん調湿効果はありますが、断然良いというわけではありません。調湿効果の面で言えば珪藻土壁の方が優れているので室内の環境を優先するなら珪藻土壁の方が良いということになります。

 

珪藻土壁の消臭・脱臭効果

珪藻土壁のもう一つの大きな特徴は消臭・脱臭効果。
嫌なにおいは、そのにおいの発生源となる物質がプラスイオンに帯電しているからです。自然と空気もプラスイオンに帯電し、嫌なにおいが広がります。

 

珪藻土壁では壁を構成する珪藻土粒子という粒が空気中にマイナスイオンを排出します。このマイナスイオンがプラスイオンに帯電した汚れた物質を中和して、綿ぼこりとなって床に落っこちます。

昔の家や学校に綿ぼこりが多かったのはその為なんです。あとはその落ちたホコリをお掃除すればいいだけなのです!

 

 

珪藻土壁の耐火性

珪藻土の融点は1250度。昔から七輪に使用されていたというくらい熱に強い素材です。

現在の建築では非常に燃えやすい石油製品が多く使用されています。実際に火災が起きたときの死傷者の主な死因は、その燃えやすい建材から発生した一酸化炭素中毒だと言われています。

内装を珪藻土で仕上げることにより、万が一の火災から家と家族を守ることができるのです。

 

珪藻土の家は冬暖かい

珪藻土は調湿効果があることで有名な素材です。室内の湿度が乾き過ぎていれば湿気を壁が放出し、湿度が高すぎれば壁が湿気を吸収してくれます。同じ温度でも湿度が高ければ暖かく感じ、湿度が低ければ涼しく感じますので、冬場の乾燥時期に珪藻土壁が適度な湿度を保ってくれることで室内の湿度が一年を通して一定に近い状態となり、冬は暖かく感じるのです。ただし、調湿効果は珪藻土壁材のつなぎ材に左右されますので、調湿効果を感じたいならつなぎ材も自然素材にこだわった珪藻土壁を使用することをおすすめします。

また、珪藻土は断熱効果があるために外の気温を室内に伝えにくいのも冬のお部屋を暖かく保ってくれるポイントです。

珪藻土壁のデメリット

 ツルツルには仕上がらない・粉が落ちることがある

漆喰壁はツルっとした仕上がりにすることができますが、珪藻土はつぶつぶの質感があるためザラっとした質感になります。逆にそれを「味わい」として楽しむことも出来ます。

また、珪藻土のデメリットとしてこするとポロポロと粉が落ちることがあります。引っ掛かりやすいニットのような素材で強くこするとニットに珪藻土が付いて来たりすることもあります。
ただ、最近では漆喰のようにつるっとした滑らかな仕上げもできる珪藻土壁材や、ポロポロ崩れにくい珪藻土壁材も多く開発されているので、お部屋の使い方に合わせて素材を選ぶと良いでしょう。

 

使用する凝固材によって効果が薄まってしまうことも

 

漆喰は空気中の二酸化炭素に反応して自分で固まってくれるのですが、珪藻土は珪藻土だけでは固まってくれません。そこで糊になる凝固剤を加えて壁材にしていくのですが、この「凝固剤に何を使うか?」が珪藻土壁を選ぶポイントになります。

例えば合成樹脂を添加することによって珪藻土を硬化させるものや天然素材のみを添加して珪藻土を硬化させるものなどメーカーによって色々あります。

ですので、珪藻土と一口に言っても100%天然素材のものとそうでないものがありますのでよくチェックする必要があります。

また、気をつけたいのが使用する凝固剤の影響を受けてせっかくの珪藻土の効果が薄まってしまうことがあります。これでは珪藻土をわざわざ選ぶ意味がなくなってしまいますので、この部分も珪藻土壁を取り入れる際に業者さんにあなたが珪藻土に求める効果を伝えて一番合った商品を選ぶようにしましょう。

 

液体をかけてしまったらシミになりやすい

 

珪藻土は吸湿性に非常に優れています。つまり、うっかりジュースなどをかけてしまうと染みこんでしまいます。ここがクロスとの違い。ビニールクロスであれば拭き取ればいいのですが、珪藻土壁の場合は後から吹きとっても落ちにくいので注意する必要があります。

 

珪藻土壁のお手入れ

軽いよごれなら消しゴムで落とせる

表面に付着した汚れなら消しゴムでこすることで落とすことができます。消しゴム以外ならメラミンスポンジで軽くこすると同じように落とせます。メラミンスポンジは100円ショップに売っています。このとき、メラミンスポンジは濡らさずに乾いた状態で使用しましょう。メラミンスポンジはこすると壁にカスが付着しますので、これをはらい取れば終了です。

広い範囲によごれが広がっている場合は中性洗剤を染み込ませたタオルで軽くたたき、水かぬるま湯できつく絞ったタオルで洗剤を拭き取りましょう。

どの方法でも「こすりすぎ」「たたきすぎ」は厳禁です。

 

珪藻土壁だってカビが生える可能性がある

珪藻土は調湿効果が高いため、「湿度を吸ってくれる」「カラッとした室内に保ってくれる」という謳い文句で販売されています。ところが、ネットを見ると「珪藻土壁にカビが生えた!」「珪藻土のカビ対策」などの検索キーワードが出てきます。

珪藻土には調湿効果があり、湿度が高すぎる場合は湿気を吸ってくれ、乾きすぎの場合は逆に湿度を保ってくれる機能が自然に備えられています。ところが、湿度を壁が吸ってくれるから、結露知らず、カビ知らずのマイホームになると信じていたのに、カビが発生してしまった!という事例もあります。

そう、珪藻土は100%カビが生えない訳ではありません。

カビが発生する原因として、一定以上の湿度と温度、カビのエサとなるたんぱく質や有機物があれば発生してしまいます。

たとえば、手垢などもカビの大好物。そこからカビが発生してしまってもおかしくありません。
また、珪藻土には固化材と言われる「糊」の役目をするものが入っています。糊を入れるのは珪藻土だけでは固まらないためです。

この固化材がカビの原因となることが珪藻土壁のカビのほとんどの原因です。

 

珪藻土壁のカビを防ぐ方法

珪藻土壁のカビを防ぐ方法は実はとっても簡単です。部屋を閉め切ったままにせず、たまに換気をして吸収した湿気を吐き出させてあげればよいのです。

珪藻土は呼吸する壁。ずーっと湿気を吸い続け、吐き出せない状態が続く環境だとカビが生えてしまいます。吸ったら吐かせてあげて珪藻土壁が呼吸しやすい環境を保つことでカビの発生を抑えることができます。

また、同じ珪藻土壁でも製品によって吐く力が弱いものもあるのが事実。珪藻土とその他の素材の分量差などは各メーカー違ってきますので、これから珪藻土壁にしたいという方はよく吟味して選ぶと良いでしょう。

 

珪藻土のひび割れ

珪藻土壁のひび割れの原因は下地の石膏ボードや間柱が動くことによって起こります。これはドアや窓の開け閉めによって起こることもありますし、地震による揺れによって起こることがあります。このひび割れは部屋の角の入隅と呼ばれる場所によく起こりますが、このひびで建物自体に影響が出る訳ではありません。

小さなヘアークラックと呼ばれる髪の毛のような細いひびであれば、霧吹きで軽く水をかけて指かスポンジで軽く撫でてあげるだけでもひびは消えますのでまずはお試しください。大きなひびは一度施工会社または左官屋さんに見てもらった方が良いでしょう。また、定期的にプロにチェックしてもらうことで安全で快適な家の状態を維持することができますよ。

 

珪藻土壁がおすすめのお部屋

洗面所

洗面所を脱衣所と兼用にしている家も多く、さらに選択物干し場も同じ空間にある家もあります。こうなると洗面所が高湿度に悩まされることになります。湿度が高いとカビや藻の発生につながりますのでなるべく早く湿度を抑えたいですね。

そんな洗面所におすすめの壁が珪藻土壁です。珪藻土は調湿効果があり、湿度が高い場合には湿気を壁が吸ってくれます。中には「鏡が曇らなくなった!」という声も聞きます。(効果には環境により差があります)

洗面所の他にも湿度が高くなりがちな部屋には珪藻土の壁にすると効果があるので塗り壁にしてみたいという人は検討してみると良いでしょう。注意点は珪藻土壁でも湿度を吸い過ぎるとカビが発生することもありますので、適度に換気を行って壁が吸った湿度を放出できるようにしましょう。

玄関

玄関は色々な臭いがするところ。生活臭を押さえて快適に過ごしたいですよね。玄関は一番最初にお客様が家を見る場所であり、「家の臭い」を感じるところです。どうしてもにおいが発生しやすい玄関には珪藻土壁にして壁に脱臭してもらうと快適な玄関にすることができます。

子供部屋

子供は大人にくらべて抵抗力も弱いので、お子様の健康を考えて子供部屋を自然素材にする家庭が増えています。シックハウス症候群の原因となる化学物質を珪藻土壁は吸着する性質があるため、アトピーやアレルギー体質のお子様の体調管理に効果的なお部屋を実現できます。

楽器を置く部屋(防音室)

珪藻土はその多孔構造により、吸音効果・遮音効果に優れているため防音室の壁としても最適です。また楽器は湿度によって楽器の寿命や音の安定を左右するので年間を通して同じ湿度を保つことも楽器にとってよい環境となります。ピアノの場合、国内メーカー製のピアノであれば約50%、欧州製のピアノであれば40%前後、ヴァイオリンの場合は45~55%程度が最適湿度とされています。

 

 

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