外壁塗装の劣化現象「ガン肌(ゆず肌)」とは?
2017/10/31
外壁塗装の劣化症状にはいくつかありますが、その中の一つに「ガン肌」というものがあります。別名ゆず肌、オレンジピールなどと呼ばれ、オレンジの皮のように表面がデコボコしてしまう現象です。
ガン肌の原因
スプレー塗装によるもの
ガン肌はスプレー塗装で起きやすいといわれます。スプレーガンと外壁の距離が遠すぎたり吹き付け圧が弱かったり、塗装が薄すぎたりすると起こりやすくなりますが、最近ではスプレーによる塗装はあまりなく、ローラーや刷毛での塗装が主流になります。スプレーでの塗装を行う場合は塗料の指定通りの塗り方を徹底することでガン肌を防げます。
塗料の使用期限が過ぎている
食べ物の賞味期限のように外壁塗料には使用可能な期限が決まっています。使用期限を過ぎた塗料はガン肌を起こしやすい傾向にあります。
塗装面の温度が高すぎる
塗装面の温度が高すぎるとガン肌の原因となりますので、夏場の塗装では直射日光が当たり温度が高くなりがちな面は日中を避けて作業することが大切です。